予防接種について

予防接種のイメージ写真

流行を引き起こし、重症化しやすい感染症にかかるリスクをできるだけ減らすために行うのが予防接種(ワクチン接種)です。ワクチンは感染症の原因とされる病原体の病原性を無力化、あるいは極限まで弱めたもので、これを接種することで抗体ができ、当該感染症にかかりにくくなる、あるいはかかっても重症化しにくくなるといった効果が得られます。

当院で行っている予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザの予防接種をうけておくことで、インフルエンザ発症予防、あるいは発症しても症状が重症化しにくくなるといわれています。
成人の場合、1回の接種により、2週間後から血中の抗体が増え始め4週間後にピークに達しその後3~5か月間効果が続きます。
インフルエンザウイルスは流行するウイルスの型が毎年異なるため、発症予防、重症化予防のためには毎年ワクチン接種をうける必要があります。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌は、一般の人がかかる肺炎の原因菌のうち最も多いものです。肺炎で死亡した方の90%以上が65歳以上の高齢者であることから、肺炎の重症化を予防するために高齢者の肺炎球菌ワクチン接種は一部公費負担扱いとなっています。
接種間隔が短いと接種部位の痛みや腫れが強く出ることがあるため、接種間隔は5年以上あける必要があります。